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式場との打ち合わせ
…その4
式場との打ち合わせと言っても、相手は会場の担当者だけではない。
音楽担当者、装花担当者、衣装担当者、メイク担当者…と、それぞれ担当があって
「L」の場合、私たちがその人たちと直接打ち合わせし、相談しなければならなかった。(どこでもそうかな)
会場の担当者はそのまとめ役で、平たく言うと、お金にかかわる部分を仕切っていた、って事かなあ…?それぞれの打ち合わせのときはその場にいなかったし。
さて、その打ち合わせはどんなものかというと…
衣装は、「L」の場合、式場指定の外部業者。ここ以外に頼むと持ち込み料がかかったりするし、実質的には式場の衣装室だけど、一応外部扱いなので、衣装あわせの日程などは、会場の担当者ではなく、自分で直接衣装室に連絡をして相談しなければならなかったりして…、ちょっとややこしいんだよね。
どうしてそういう形態をとっているのかはよくわからないけれど、一ついえることは、衣装は外部の業者(という名目)だから、高くても、式場に値引き交渉ができないってこと。まあ私たちは、夏季料金でドレス代が実質無料だったから、何の不満もなかったけれど、通常料金だと…うーーん。結構高い業者なんだよね。ちょっと考えちゃうかもなあ…。
それに、式場にある衣装室でドレスを見てくれた人と、フェアで実際にドレスを見てくれた人も別の人だったし。これはしょうがないのかなあ…
でも、式場で色々相談したことがちゃんと伝わっているのか、結構不安もあった。あれー、この前色々説明したのになあ…って。
まあ、フェアで担当してくれたのが全然商売っ気のない人で、おかげで素敵なドレスも借りられたし、高いティアラを無理やり貸されることもなかったし、結果オーライかな。
装花は「会場の装飾」で書いたとおり。打ち合わせした人が途中で変わってしまい、雑誌などを持ち込んで相談した内容も伝わっていなかったために、全然思っていたのと違ってしまった…。
人が変わったら、相手はこれまでのことが全然わかっていないと思って話さなくちゃだめみたい。打ち合わせが長引いてくると、だんだん疲れてきて、「もうどうでもいいや」的な心境になってしまうけど、そこは一つがんばって。
音楽は…わたしたちはオリジナル作曲の曲を前日持ち込んだので、打ち合わせらしい打ち合わせが出来ず、…どんなことをするのか、全く謎です(^^;)
そして、私が一番楽しかったのがメイクさんとの打ち合わせ!いわゆる「メイクリハーサル」です。
これは結構お金がかかるので、最初はちょっと迷ったけれど…でも、当日になって「ギャーッ」ということになるのが嫌だったので、お願いすることに。
さて、どんな感じにしたいのか、ヘアメイクのイメージのサンプルを用意しなければ…とはいっても、普段の私は、ファンデーションと口紅くらいは使うけど、目にラインや色を入れたり、まつげを持ち上げたり(笑)…なんてことは、全然。だから、「メイクはどんな風に」なんて、イメージが湧かなくて…。
うーーん。こまったぞ…
…とにかくきれいにしてください……え?それは無理だって!?
そんなわけで、ヘアの参考に雑誌の切抜きを数枚用意し、あとはメイクさんの神業に賭けようと、リハーサル会場へ。
担当は、普段は都内の美容院で働いているというフリーのメイクさん。歳も近いし、とても楽しいお姉さんでした。
私の持ってきた切抜きと私の顔を見比べ、「じゃあ、こんな感じかなー?」なんて、サササッと髪を形作っていく。
顔なんぞも、ちょいちょいちょいと色を乗せていくと、…おおっ、見る見る顔が変わっていく!
メイク、薄いんですよ。いかにものお化粧じゃなくて、その辺を歩いていても全然平気なほどの自然なメイク。でも、ちがう!!花嫁さんの顔になっている!
つい、「ひゃーっ…変わりますねぇ…」と、自分の顔に見入ってしまったりして。
「せっかくなんだから、普段からもう少しメイクしてみたら〜?」なんていわれちゃいましたけど。
式用のヘア・メイク、そしてお色直し用のヘア・メイクを確認し、「これなら私でも花嫁になれそうだな〜」なんて、根拠もなく安心したところで、リハーサル終了。事前にこれをするとしないとでは、当日の安心感が違うと思いますよ、本当に。
それ以上に、メイクさんの人柄でしょうか?当日も、お支度のときは本当に楽しくて、全然緊張もせずにすんだし…
あのメイクさんの名刺、もらっておけばよかったなあ…。