式場との打ち合わせ

…その3

打ち合わせってどんなことをするのかなーって思っていたんだけど、例のAさんには一番初めにこう言われた。

「今日を含めて、式までの打ち合わせは計3回あります。それで全部です

…へっ…?た、たった3回…?その内訳は、というと、

1.どんなことがしたいか相談。商品を見て選択肢を確認する。
 (これは、普通ブライダルフェアの個別相談会にあたる。私たちは出られなかった)
2.どうするか選ぶ。ところどころ、悩んだりする。(1と2は逆の場合も)
3.最終的に決める。

…これだけ。

えええーーーっ…たった3回の打ち合わせで、数百万の買い物をしろっての?
私たちがスケジュールぎりぎりだったからもあると思うけれど、「(説明も含めて)3回ですから、それで全部決めてくださいよっ」って態度は…ちょっとナンだよね…(どこでもそうなの?)
ブライダルフェアでは、いろんな話が聞けるみたいだから、皆さん、それまでにしっかりお勉強していかれたほうがいいと思いますよ。ほんとに。

私たちの場合、結局3回の打ち合わせでは全然間にあわず…やむを得ずBさんに「もう少し時間をもらえませんか」とお願いすることに。売れっ子のBさんは相当忙しいはずなのに、「もちろんそれはかまいませんよ」と快諾してくれた。内心ムカついてたかな?

私はとにかくわからないことだらけだったので、打ち合わせのたびに自分で質問事項をまとめ、あれこれ聞きまくったけれど、花ムコ殿は私任せでそれすらしないので、本当にただ聞いているだけって状態…おーい、起きてるかー?
もし二人そろってそういうタイプだとしたら、式場の言われるままに、ごく普通の結婚式にまとめられるんだろうなと思う。まあ、こんなページを隅まで読んでいるアナタ(笑)なら、オリジナルな式・披露宴の計画を練っているだろうから、きっと大丈夫だよね。

打ち合わの内容については、それぞれ気になるところがあると思うけど、
私たちの場合、山場は持ち込みの折衝だった。

私たちの式場は、「持込可」としながら、それを結構渋りぎみだし、「持込、外部委託を絶対させない」という部分も多い。そして、その持ち込み禁止の理由がもっともらしい事だったりするんだけど…でも、「ホントはそれが理由じゃないでしょ〜?」ということも多いのよね(笑)

私たちは、「知り合いに頼めば、もっといいものになるのに」という事柄が多かった。特に花ムコ殿の仕事関係者から、ぜひ手伝いたいと申し出があって…。でもそれが、「絶対外部委託禁止事項」に重なってしまった。

これから式と披露宴をお願いをする式場に、あまり強引なことも出来ない。かといって、せっかく協力を申し出てくれているのを断ることも出来ないし、まして式場の商品にも持込を禁じる理由にも、全然納得できない…

花ムコ殿も、これには結構悩んだんだけど…
結局、ぶっちゃけた話をBさんにしてしまった。…まあ実際には、打ち合わせの数日前にFAXを送ったんだけど…「こちらにも、仕事上でやむをえない事情があります。それを無視してまで、高い代金に見合わない商品を選ぶわけにはいきません」という内容、だったと思う。…これ、結構きついよね。

さて、打ち合わせの日。Bさんはどう出るのかな、あまり変なことを言って、花ムコ殿を怒らせないと良いけどな(※花ムコ殿は、怒るとムチャクチャ怖い!)、とひやひやしていたんだけど…

Bさんは、その話題になったとき、こう切り出した。

「お二人には、あれこれ言うよりも、率直にお話しします。…うち(L)も営利団体ですから、利益を得るためには『最低限ここだけは頼んでほしい』、という部分があります。そこのところは、ご理解いただきたいんです」

やられた!これには、マイリマシタ。

最後までAさんのように「もっともらしい理由」を言いつづけるかと思ったけど、こう出られたら、こちらも二の句が次げない。
そしてその上でBさんは、私たちの意向を最大限に汲み、且つ最低限は式場にお願いする、という譲歩案を出した。
…これは、受けざるを得ないでしょ。

式場にこんなことを言われたら、怒る人もいるのかもしれないけれど、私たちはかえってスッキリしました。奇麗事で固めた理由を並べ立てられるよりも、よほど明快だし、「これは仕方ない」という気分になれたから。

あ、でも「L」の皆さん、こう言えばいいってもんじゃないんですよ、これはBさんのそれまでの行いがあってのことですからね(笑)。

<打ち合わせ・その4>に続く…