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式場との打ち合わせ
…その1
結婚式の段取りには、式場との打ち合わせが欠かせませんよね。
私たちの場合、とにかく期間が短く、ばたばたと式が決まり、大急ぎで準備をすすめ…という感じだったので、他の人たちにはあまり参考にならないかもしれませんが…それでも色々感じたことを。
★ご注意★
これはあくまで私の体験であり、某式場「L」のスタッフの皆様全員がこういう方々だということでは決してありませんので、念のため。
下見のときは、会場の綺麗さ、営業の人の饒舌さにすっかりいい気分。
とにかく、この営業担当者は上手でした!
結婚式やこの式場に関するいろんな話をしながら、いつの間にかすっかり、
「ああ、ここでなら、私のしたい式が出来るかも」という気分に。
でも、このときに話した具体的なことって、実はよく覚えてないんだなあ、これが。ずいぶん話したはずなんだけど…
式場がここに決定し、初めての実質的な打ち合わせのとき、実務担当者Aさんと会った。
実は私たち、このAさんとはそりが合わなかった。
もちろん、私たちが、あと3ヵ月後に式を控えたイレギュラーな客だと言うこともある。式場にとってはめんどくさい客だったかも。でも、それにしても…。
Aさんは、具体的な説明はほとんどないまま、今すぐ決めなければならないこと…招待状など…の営業に入った。
私たちは、結婚式は初めて。わからないこともたくさんあるし、いろんな手順やこれからのことを、もっとしっかり説明してほしかった。でも、Aさんは、「とにかく、言うとおりにしていれば間違いないですから」的な態度(あ、本当にそう口にしたわけじゃないです、そのようにこちらが感じただけ)。
こっちは、それが間違いかどうかもわからんのだと言うのに…。
そして、とにかく、持込を極力させないつもりでいるのがありありとわかる。
私は、ペーパーアイテムは出来るだけ自分で作ろうと思っていた。
もともと当初の見積もりにも席次表などは入っていないし、そういう作業は、手間はかかってしんどいけれど、嫌いではない。
でもAさんは、招待状をこちらで準備すると繰り返し言う私たちに、最後まで食い下がった。
「それは、こちらにお任せください」の一点張り。そして、招待状発注のフォーマットにはやばやと必要事項を記入してしまった。
…でも、こちらは、招待状の持ち込みは許可されているはずですよね…
「(にこやかに)なにか特別な事情がない限りは、お任せいただだかないと…」
…(いただかないと、何なんだ)特別な事情はないですけど、こちらで準備したいので…
「(にこやかに)もう今からですと、スケジュール的にも他では難しいと思いますし、こちらでまとめた方が、間違いもありません。それに、筆耕なども…」
…スケジュールは何とかします。それに筆耕は頼む必要もないですし…
「(にこやか+ちょっと引きつり)あの、でも、招待状は、いろいろと…切手の貼り方などについても、難しいことがありますから…やはりお任せいただかないと…」
はぁっ?切手の貼り方?何なんだ、それは…
そんなスペシャルな切手の貼り方が、一枚何百円もかけてお願いしなければ出来ない貼り方があるんか?!
このセリフで、私たちは切れてしまった。
こちらだって忙しい身、商品と値段と労力が折り合えば、お願いしたいという気持ちもある。そこを、「お二人のために」と上手にだましてくれれば、だまされたとわかっていても、気分よく乗ってしまうというもの。
でも、こうあからさまに「押し売り」されては、意地でもお願いしたくない。
私は、招待状はおろか、持ち込み可能なものは極力、この式場にはお願いするまいと決心してしまった。
(このとき招待状代をとろうとしたばっかりに、式場は損をしたと思うよ)
それでもその場では一応発注書を持ち帰り、帰宅後中身を確認すると…
…間違ってる!
Aさんがボールペンで記入した式の時間が、間違ってるよ…。
これ、このまま発注されちゃったら、どうなってたの?
今思うと、意固地な客を目の前に、Aさんも動揺していたのかもしれない。
でも、これが決定打となった。
もちろん、Aさんにも言い分はあると思うし、結婚式場とはいえ商売だから、利益があって何ぼのもの。もしかすると、担当者にノルマがあるのかもしれないし…。それに、私たちが面倒な客だったことも否めない。
でもとにかく、これは私たちのための式。
一生に一度の式を、信頼のおけない人にお任せする気にはなれなかった。
「Aさんとは、ちょっと相性が悪いみたいなので…」
…と、花ムコ殿が、式場に電話をした。
つまり、担当を替えてください、と。
<打ち合わせ その2>へ続く…