- RECEPTION -
お開き・送賓
花束贈呈の後は、花ムコ殿のお父さん、つまりお義父さんが、両家を代表して謝辞を述べたわけですが…
実は、花ムコ殿は最後までこれが気になっていたみたい。「両家の結婚式なのに、新郎側だけが挨拶するのはヘンだ」と…。でも私は、特に気にならなかったな。といいますか、そんなことを気にするくらいなら、ここにくるまでにもっと気にするべきことがたくさんあったんじゃないの?>花ムコ殿
私の父も「それは新郎のお父さんの役目だから」と、自分が一言なんて気はさらさらないみたい。それに今回は、父とバージンロードを歩き、お色直しの退場では母に手を引いてもらい、お色直しのブーケやウェルカムボードはお義母さんに作っていただいて、…となると、あとはお義父さんだよね、やっぱり…。
ということで、まずはお義父さんが、そして花ムコ殿からも来賓へ謝辞を述べるという事に落ち着いたわけです。
で、その謝辞ですが…お義父さんは、とっても緊張していて、カチンカチン。普段はマイペースで亭主関白のお義父さんなだけに、ちょっと意外だったなぁ。
一方花ムコ殿はといえば…
普段、こういうパフォーマンス(?)が得意な人なので、どうするのかなと思っていたら、来賓への謝辞はともかく、お義父さんにも感謝の言葉を言いかけて、「やっぱり言うのはやめます」なんて途中で止めちゃったの(苦笑)。なんじゃそりゃー?
実は花ムコ殿とお義父さんは、以前はぶつかることがとても多かったそうで、今もなんとなく気まずい雰囲気がぬぐいきれていないのよね。だから「この機会に」と花ムコ殿は思ったらしいけど…そこまではいいんだけどさ、言いかけて、途中でどうしても先が言えなくなってしまったんだって。ったく、しょうがないなあーっ!
でも、後でビデオを見たら、お義父さんは「わかったわかった」という風に笑っていました。花ムコ殿の気持ちはちゃんと伝わったみたい(^_^)。
(とはいっても、私の実家では「あれは一体なんだったんだ〜?」と話題になってましたけど…トホホ)
二人からの謝辞が終わると、私たちは皆に見送られ退場。お庭から外を回って会場の出入り口に移動し、送賓の準備に入ります。
気が付くと、もう体はクタクタ。ドレスの裾をガシガシ踏みつけてよろめいちゃったりして…だというのに、花ムコ殿は、私を置いて一人ですたすた歩いて行っちゃうし。披露宴が始まる前は「かっこ悪いから俺の腕を離すなよ」なんて言っていたくせにぃ…
そうこうしながら出入り口にたどり着き、両家の両親と私たちで、出てくる来賓たちをお見送り。この時は本当に嬉しかったなあ…。「無事終わった」っていう安心感と、「もう準備をしなくていい」という開放感(笑)
最近、お見送りの際に小さなプレゼントを手渡すのが流行っていますよね。私たちも当初はそれを考えたけれど、結局それはナシ。で、逆に来賓一人一人から「とあるもの」を受け取ることに。
その「とあるもの」とは、ゲストカード。(っていうのかな?)
実は、ゲストブック(芳名帖)を、サイン帖のように一枚一枚がバラになるものにして、受付でペンと一緒に来賓全員に手渡していたんです。まず受付で名前だけ書いてもらって、その他メッセージなどは披露宴の間にゆっくり書いてもらおうという趣旨。 そのカードを、送賓時に回収するというわけ。これなら、ただ頭を下げるだけよりもお見送りしやすい気がして。(気のせい?)
まあ何はともあれ、これはいいアイディアでした!普通のゲストブックは名前と住所だけになってしまうけど、皆色んな事を書いてくれて、いい記念になりましたよ。
それとは別に、女性のゲストにはささやかなプレゼントもありました。それは、会場の装花。メインテーブルのお花はいくつかに分けて大きめの花束に、ゲストテーブルの装花は一つ一つを小さなブーケにして、女性のゲストにお持ち帰りいただこうというわけ。包装は会場のほうで準備してくれたのですが…
こ、これがまた…見た瞬間、ガクッと来たよぉ(笑)
例のごとく、テーブルのお花はしょぼい。小さいし、花も貧弱。しかも私たちは、花器を持ち帰れないものにしたので、プレゼントは、お花だけ。それなのに持ち帰り用の紙袋は、すごく大きくて…(花器が入ればちょうどいいんだろうな)大きな袋の中にしょぼいお花が入っている、いや、「袋の隅っこに落ちている」という、どうしようもないプレゼントになってしまった…(汗)これはないでしょ〜?(T_T) こんなことなら、あらかじめ「紙袋は大きいですよ」と言ってほしかったなあ…。それなら、ちょっと値段がかかっても花器を持ち帰れるようにしたのに…。
でも、なんだかんだいいつつも、一人一人を見送ったこの時間は、本当に幸せを感じましたよ。
そして、この時、私が楽しみにしてた最後のイベントはじまって…
私たちの披露宴がお開きになると同時に突然「ドーン」と大きな花火が! 実は、隣接する昭和記念公園の花火大会だったんです。しかも披露宴お開きと同時に花火大会開始。もちろん会場を決めるときからちゃーんと調べていたのよ♪ V(^_^)
来賓たちは、思わぬタイミングで打ちあがった花火に大喜びでした。 (実は「披露宴後に少し飲んで帰ったら、花火帰りの大混雑で大変だった」というクレームもあったけど…許してっ) 私たちは、式後に見ただけだけれど、夏の夜にガーデンを使うパーティーをするなら、皆で花火っていうのも楽しいんじゃないかな?
そんなこんなで、どうにか終えた4時間のスケジュール。
でもね、これで終わりじゃないのよ。このあと、後始末があるんだからね〜。 ということで、次へつづく。