- RECEPTION -
挨拶・ケーキ入刀・乾杯
二人の紹介が終わると、主賓挨拶。これは、二人分まとめて、二人の元上司にお願いしたんだけど…ちょっと、トホホな予感(?)はあったんです。
当初私は、スピーチは特に必要ないと思っていけた。でもそこで花ムコ殿が、やはり主賓には一言お願いするべきだ、と、意外と常識的なことを言う。
でもさ〜、スピーチって、大概やたらと長くて、しかもあんまり面白くないでしょ〜?だからお願いするときに、スピーチは短めにまとめたいという趣旨のことを告げたわけ。元上司は、わかったようなことを言っていたんだけどね〜。
当日、ふたを開けたら…
長いっ!!!長すぎるよーーーっ! 知っている人にしかわからないような話を、延々と…一人で15分くらいしゃべっていたんじゃないかなあ?!
話が終わるかと思ったらまた次の話題。だんだんと時間が気になりだす私達。他の来賓は当然退屈そうだし…
うう〜っ、短めにってお願いしたのにぃ…。
「長くとも、紹介ビデオ(12分)とあわせて20分程度」と見積もっていたのに、読みが甘かった…。
ようやくスピーチが終わると、今度はあわただしくケーキ入刀。
ケーキには、当初いちごを一面に敷き詰めるつもりでいたけれど、そうすると追加料金が、これまたバカ高い…。で、「予算内で出来ることを」とお願いしたら、こんな感じに。これはこれで可愛いよね。
しかし、この「ケーキ入刀」というプログラム、冷静に考えると、いったい何なんでしょうね!?二人でケーキを切って、それを見せて…これ、はっきり言って、単なる「写真撮影の時間」なんですよねぇ…。
それを痛感したのは、実際に写真をとられたとき。
入刀前、キャプテンに「ナイフを入れたら、しばらくそのまま抜き取らないで下さい」と指示された。その時は気にとめなかったけれど…
1・司会者、「カメラをお持ちの方は前に…」と、撮影を促す。
2・司会者の掛け声?と同時に、ナイフを入れる。
3・BGM盛り上がる。
と、そこまではいい。よく見る光景だし(笑)。問題は、その後。
そこに集まった全員が写真をとり終わるまで、私たちはナイフを入れたままじっとしていなければならない!!!当然、笑顔のままで。
集まった人たちがいっせいに写真をとるわけじゃないでしょ?しかも、何枚も撮っていく人もいる。ほとんどの人が撮影し終わって席に戻っているのに、最後の一人が席に戻るまでは、私たちはケーキ入刀のポーズのまま、笑顔を作っていなければならないわけ。BGMもフェードアウトしているって言うのに(笑)これ、すっごく、間抜け…。
しかも、ウエディングケーキに書かれた「Happy Wedding」の文字。これ、私たちのほうじゃなくて、来賓=カメラのほうに向けられているんですよ!バースデーケーキのプレートは、普通誕生日を迎えた本人に向けられるのにねぇ…。まさに、写真撮影のため、ってわけ。
まあ、これで皆さんに満足していただけたのならいいですけど、…実際のところ、どうなんでしょう?
さて、これが終わると、またあわただしく席に戻って、いよいよ乾杯。
だがっ!ここでまた誤算が生じた…
乾杯の発声は二人の先輩にお願いした。で、花ムコ殿が、
「乾杯の前に人を立たせたまましゃべるのはよくないから、まず一言挨拶してもらって、その後で皆さんに立ってもらってください」
と口添えした。
…これが、大誤解を生んだらしい。
花ムコ殿は、本当に「一言」のつもりだった。よくある、挨拶の前の一言。
ところが、先輩は、「一言=スピーチを依頼された」と思ったらしくて…なんだかやけに喜んでるなーとは思ったんだけど…
おもむろに始めちゃったんですよ、主賓に負けない長いスピーチを!
これには、まいった…
スピーチを頼まれるのって、きっとすごく嬉しいことなんですね。
でも、シャンパンを前に長々と聞かされるほうは…(汗)
しばらく後、予定外のスピーチが終わり、ようやく乾杯。ほっと一息ついた瞬間…私は介添えさんに促され、座ったばかりの席から立ち上がらなければならなかった。
そう、今すぐお色直しに入らなくちゃ、全然間に合わないんです…(^_^;)